東日本大震災から10年
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市長からのメッセージ
「東日本大震災から10年」
平成23年（2011年）3月11日、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災から本年で10年を迎えます。
犠牲になられた方々とご遺族の方々に哀悼の意を表すとともに、今なお避難生活を余議なくされている皆様に心からお見舞い申し上げます。
東日本大震災から10年、これまで当市においても災害に強いまちづくりを進めており、市内においては、地域における防災力向上に向け防災推進地区の拡充を図ってきております。
また、東日本大震災により被災し、当市がその復旧支援を行ったことをきっかけとした宮城県多賀城市をはじめ、福岡県太宰府市、姉妹都市でもある新潟県佐渡市、長野県飯山市、奈良県奈良市と、それぞれ災害時の相互応援協定を締結し、連携の強化を図ってきました。
さらに、市民の安全・安心の礎となる拠点として、重要な機能を持つ新しい庁舎を国分寺消防署に隣接する泉町に令和6年中を目途に建設していくとともに、ブロック塀の倒壊による被害を軽減するためのブロック塀撤去等費用の助成、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化事業なども引き続き実施して災害時の防災力向上を図ってまいります。
他方で、いかなる大規模自然災害が起こっても「致命的な被害を負わない強さ」と「速やかに回復するしなやかさ」をもった強靱な地域を目指し、「国分寺市国土強靱化地域計画」の策定を進めております。この計画により、想定外の事態が発生したとしても、最悪の事態を起こさない仕組みづくり・地域づくりを推進してまいります。
結びに、これからもこの大震災の記憶を風化させることなく支援に努めるとともに、被災地の一日も早い復興、さらなる発展を心からお祈り申し上げて挨拶とさせていただきます。
令和3年3月11日
国分寺市長 井澤 邦夫