BCG(結核)

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ページ番号 1029964  更新日  令和5年3月31日

結核とは

結核菌の感染で起こり、肺結核、結核性髄膜炎、粟粒結核、胸膜炎、骨・関節結核、腎結核等を起こします。日本における結核患者はかなり減少しましたが、まだ2万人前後の患者が毎年発生しているため、大人から子どもへ感染することも少なくありません。また、結核に対する抵抗力(免疫)は、母親からお腹の中でもらうことができないため、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は、結核に対する抵抗力(免疫)が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。

BCGは、髄膜炎や粟粒結核等の重症になりやすい乳幼児期の結核を防ぐ効果が確認されています。

定期予防接種の方法

種類 接種対象年齢 接種回数 接種方法
BCG 1歳未満(生後5~8か月未満) 1回 経皮(所定のスポイトで滴下)

<接種方法について>

管針法といってスタンプ方式で、上腕の2か所に押し付けて接種します。それ以外の場所に接種するとケロイド等の副反応が出る可能性が高くなるので、絶対に避けなければなりません。接種したところは、日陰で乾燥させます(10分程度で乾きます。)。

予診票

生まれた月の翌月下旬に国分寺市民の方には、予防接種予診票つづり(予防接種手帳)を郵送していますので、そちらより切り取ってご使用ください。転入や紛失等で予診票がお手元にない方は、健康推進課窓口に母子健康手帳をもって、お越しください。郵送希望の場合は、健康推進課までお問い合わせください。

接種時の注意事項

接種を受けることができない場合

一般的な事項に加えて、以下の場合は接種を受けることができません。

 ・結核その他の疾病の予防接種、外傷等によるケロイドが認められる

接種を受ける際に注意を要する場合

一般的な事項に加えて、以下の場合も、かかりつけ医で接種するか、必ず前もってかかりつけ医に診てもらったうえで接種を受けるようにしてください。

 ・過去に結核患者との長期の接触がある

 ・過去に結核に感染している疑いのある

接種後の反応について

接種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ、一部に小さいうみができる(化膿する)ことがあります。この反応は、接種後1か月頃に最も強くなりますが、その後は、かさぶたができて、接種後3か月までには治り、小さな傷あとが残るだけになります。

これは異常反応ではなく、BCG接種により抵抗力(免疫)がついた証拠です。自然に治るので、包帯をしたり、絆創膏をはったりしないで、そのまま清潔に保ってください。ただし、接種後3か月を過ぎても接種のあとがジクジクしているような場合は、医師に相談してください。

コッホ現象について

BCG予防接種の前に結核菌に感染している場合は、接種後10日以内にコッホ現象(接種局所の赤み、腫れ、化膿が現れ、通常2週間から4週間後に赤みや腫れが治まり、あとが残り治癒する一連の反応)が起こることがあります。通常の反応における接種局所の反応の発現時期(おおむね10日前後)と異なり、接種後数日間の早い段階で発現します。コッホ現象と思われる反応がお子さんにみられた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

詳しくは、下記URLを開き、「一般の皆さまへ」から、「BCGってなに?」を選択し、「コッホ現象ってなに?」よりご確認ください。(出典:日本ビーシージー製造株式会社)

ワクチンの副反応

接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。通常、放置して様子を見てかまいませんが、ときにただれたり、大変大きく腫れたり、まれに化膿して自然にやぶれてうみが出ることがあります。このような場合は、接種した医師に相談してください。

このページに関するお問い合わせ

健康部 健康推進課 予防係
電話番号:042-321-1801 ファクス番号:042-320-1181
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。