水痘(水ぼうそう)

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ページ番号 1029966  更新日  令和5年3月31日

水痘(水ぼうそう)とは

水痘(水ぼうそう)は、水痘-帯状疱疹ウイルスに初めて感染した時にみられる急性の感染症で、直接接触、飛沫あるいは空気感染によって広がる、最も感染力の強い感染症の一つです。

水痘(水ぼうそう)の潜伏期間は通常2週間程度(10~21日)です。典型的な症状は、かゆみを伴う特徴的な発疹で、発熱を伴うこともあります。発疹は斑点状の赤い丘しんから始まり、その後3~4日は水ぶくれとなり、最後はかさぶたを残して治ります。お腹や背中、顔等に多く現れる傾向にありますが、頭部など髪の毛に覆われた部分にも現れるのが特徴です。

通常1週間程度で自然に治りますが、まれに脳炎や肺炎、肝機能の異常を伴うことがあり、抗ウイルス薬が使用されることもあります。また、皮膚から細菌が感染して化膿したりすることはまれではなく、敗血症等の細菌感染症を合併することもあります。ハイリスク患者(急性白血病等の悪性腫瘍の患者や、治療によって免疫機能が低下している人及びその恐れのある人)は、特に重症となります。

定期予防接種の方法

種類 接種対象年齢 接種回数 接種方法 接種間隔
水痘(水ぼうそう)

1歳~3歳未満

(標準的には初回を1歳~1歳3か月未満で接種)

2回 皮下

3か月以上

(標準的には6~12か月)

(注釈)すでに水痘に(水ぼうそう)にかかったお子さまは、接種することができません。 

予診票・個別通知

生まれた月の翌月下旬に国分寺市民の方には、予防接種予診票つづり(予防接種手帳)を郵送していますので、そちらより切り取ってご使用ください。転入や紛失等で予診票がお手元にない方は、健康推進課窓口に母子健康手帳をもって、お越しください。郵送希望の場合は、健康推進課までお問い合わせください。

また、1歳になる誕生月の下旬に国分寺市民の方には、麻しん風しん混合(MR)予防接種の内容と併せて、勧奨はがき(定期接種対象年齢になったことをお知らせする個別通知)を送付します。勧奨はがきが届く前でも、1歳の誕生日を迎えた方は、接種することができます。

接種時の注意事項

接種を避ける必要がある場合

一般的な注意事項に加えて、以下の場合は接種を避ける必要があります。

 ・接種後2週間以内にリンパ球の減少あるいは免疫機能の低下が予想されるような治療を予定している場合

 ・白血病の強化療法、あるいは広範な放射線治療等の免疫抑制作用の強い治療を受けている場合

接種が推奨されていない場合

一般的な事項に加えて、以下の場合は接種が推奨されていません。

 ・急性骨髄性白血病、T細胞白血病、悪性リンパ腫の場合

 (続発性免疫不全状態にあることから、臨床反応が出やすく抗体価の上昇も悪いため)

ワクチンの副反応

健康な小児や成人では副反応はほとんど認められませんが、時に発熱や発疹がみられ、まれに局所の発赤(赤み)、腫脹(腫れ)、硬結(しこり)がみられます。

また、ハイリスク患者(急性リンパ性白血病やネフローゼ症候群等、治療の影響で免疫機能が落ちている患者)のうち接種基準を満たした被接種者では、接種後14~30日に発熱を伴った丘しんや水ぶくれが発現することがあります。

このページに関するお問い合わせ

健康部 健康推進課 予防係
電話番号:042-321-1801 ファクス番号:042-320-1181
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。