令和5年1月　年頭にあたって

令和5年1月　年頭にあたって

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 

初めて感染が確認されてから3年が経とうとしている新型コロナウイルス感染症は、感染の波を繰り返し、現在は再び増加傾向に転じております。いまだ収束の目途は立っておりません。しかし、感染防止対策やワクチン接種により重症化率は減少しています。引き続き、新しい生活様式を取り入れながら、感染拡大防止と社会経済活動を両立させて市政運営に努めてまいります。

本年は、関東大震災から100年となる節目の年であります。10万人以上の尊い命が失われたことを改めて思い起こし、風化することがないよう伝えていき、首都直下地震をはじめとした、想定外の災害にも対応できる強靭なまちづくりを進めてまいります。

命を守る取組として、医療面において、高校生等の保健の向上と健全な育成を図ることを目的に、4月より高校生等の医療費の助成を実施します。また、誰もが健康で安心したくらしを送ることができるよう4月より重層的支援体制の運用を開始し、誰一人取り残さない地域福祉の推進を進めてまいります。

地域振興においては、2月より第3弾となる市内事業者の経営を支援するとともに、地域経済の活性化を目的としてスマートフォンによる決済サービス「PayPay（ペイペイ）」を活用したポイント還元事業を実施してまいります。

新庁舎の建設においては、昨年12月より建設工事が始まりました。令和6年度の完成に向け、大規模災害の発生時に災害対策本部として十分な機能を備え、市民の安全・安心の礎となる拠点として、市民の皆様に利用しやすい施設となるよう整備を進めてまいります。

結びに、本年が皆様にとって良い年となりますよう祈念して年頭の挨拶といたします。